いよいよ今年も大晦日になりました。年末のお休みになってから少しずつですが、組立てを再開しました。今年はもう完成できませんが、来月のそうそうの完成を目指します。
まずフジミのキットはエアインテーク部を塗装してから胴体に接着します。左右部品の色が違うのはフェリス迷彩にするためです。
胴体とエアインテークとエンジンポッドが一体となった部品を接着します。一度仮組みをしているので大きな段差はできないものの、調整は必要になります。
個のキットの最大の難点はこの部分の接着だと思います。接合部は溶きパテを盛って乾燥後に合わせ目を消します。また、ヒケがあるので個々にもパテ盛りしました。
この作業が意外と大変で、結構な時間がかかります。
コクピットはよくできています。特に後席のレーダー部はベストだと思います。
計器盤はいつものようにデカールを使用しました。
2機ともパイロットとRIOが乗った状態で作ることにします。
左側がフジミ製、右側がハセガワ製(別売)です。ここはフジミのフィギュアに軍配が上がりますね。
機首にコクピットを入れて組立てた状態です。
こちらはハセガワ製のインテーク部です。内部を白に塗りマスキングして機体色に塗りました。
主翼はスラットを下げた状態にするので、展開部を白の下塗り後に赤で塗装しました。
エアプレーキも展開状態にするので内部と内側を白の下塗り後に赤で塗りました。
脚部と脚内部は白で塗りますが、ここはまとめて一気に塗装すれば楽です。
胴体内部の脚収納部も同じように白で塗装しました。
白と言ってもグレーを混ぜてくすんだ色にしています。
塗装乾燥後にグレーで墨入れします。
エアインテーク部は胴体下部に先に接着した方が組みやすいです。シャッター部品もこの時に接着しました。
胴体の補強のためにランナーを接着しますが、長さを決めるのが苦労します。何かいい方法はないものでしょうか。
胴体を接着しますが、いつも苦労するのがビーバーテイル部。
胴体との接合部がどうしてもピタリと合いません。今度も胴体上面には少し段差が残りました。
ビーバーテイル部は上下部品を接着しない方が良かったかもしれません。
機首にコクピットを組み込んでフィギュアを乗せました。
最後になりましたが、今年もご覧いただきありがとうございました。来年も今年以上に作りたいと思います。
来年もいい年になりますように。
ここ最近は仕事が忙しく夜も遅くに帰宅するため、模型に触ることができませんでした。
久しぶりの休日は所属する模型クラブトライアングルの例会だったので、ほんの少しだけ作業が進みました。
キットを飛行状態にするために主翼のフラップは水平位置に固定しました。
フジミのキットの一番の難点は、インテークからエンジンノズルまでの部品が左右貼り合わせのパーツになっていることです。
このパーツの幅がきっちりと固定できないと、胴体に接着するときに隙間ができます。
まずは胴体の主要部品を接着します。
ノズル部品はテープで胴体に仮止めしておき、左右貼り合わせた部品を胴体に合わせてから流し込み接着剤で固定しました。
左右にあるので慎重に接着します。ここではノズル内部のパーツはまだ入れていません。
まだノズル部は胴体には接着しません。
インテーク部はパーツの合わせ目が目立つのでパテ埋めしました。パテの乾燥後にほとんどを削ってしまううんですが...。
本日の工作はここまでです。来週も作ることができるといいのですが。
週末に白の吹き付けを行うつもりでしたが、天気が良くなかったのでやめました。エアブラシができないときには組立てをどんどん進めることにします。
コクピットの計器盤はデカールを貼りつけました。また、シートはモールドがいいので丁寧に塗装します。フィギュアを乗せるのでシートベルトのモールドは削りました。
前後席の計器盤もデカールを貼りました。メリハリのあるモールドはそのままにしたので立体感があります。
ここはマークセッターとマークソフターが必需品です。ただし、後者を使用するときは注意しないとデカールが破けてしまいます。
ハセガワのキットにはフィギュアが入ってないのでフジミのキットから持ってきました。このパイロットの出来がすごくいいです。
最近はハセガワのキットにも付属されているようですが、着座姿勢のフィギュアだけを別売して欲しいくらいです。
今回のトムキャットは着艦した姿勢で作ろうと思います。
まずは主脚のオレオを延ばした状態にするため、プラ棒で作りなおして補強用の金属線を入れる穴を開けます。
タイヤを付ける軸も同様に金属棒で補強しておきます。
ここまで補強するのは右脚だけを着艦状態にするためです。なので、左脚はキットのままです。
前脚も右脚と同様にオレオを延ばした状態にします。
塗装をしない余力でフジミのキットを在庫の山から掘り起こしてきました。キットの箱は既にありません。
このキットの計器盤はモールドの出来がいいのでデカールを貼っても立体感があります。
また、キットのデカールはマークソフターとの相性もいいようです。
前後席の計器盤もデカール仕上げです。
フジミのキットは後席のレーダー受光部のモールドが素晴らしい出来です。
仕事が忙しく模型を触ることができなかったので、このページも更新できませんでした。いつも御覧になってもらっている方々、ごめんなさい。
さて、今度のF-14はB型のVF-102で、F/A-18に機種転換して厚木にもきました。LANTIRNポッド付きの機体です。
まずは白色を吹きつけるために該当する部品の組み立てから始めます。コクピットは白ではないですが、ここは基本工作なので最初に始めます。
インテークは内部に入る丸型というか四角型のような部品を接着して、段差をパテ盛りした後に整形します。
これがなかなか大変なので根気よく作業します。
エンジンノズルは接合面内側を溶きパテで修正し、接着のためのダボは削りました。
主翼の左側にあるダボは削ってしまうと上面を接着した時に凹んでしまうので注意します。
恥ずかしながら、前回制作時に削って失敗しました。
主翼を展開するときには主翼前縁のスラットの切込みをのこで加工します。
切込みは支柱とずれないようにマーキングした方がいいですね。
スライドする部品が入る溝なので、角度にも気をつけないとおかしくなります。
しばらくの間更新をさぼっていましたが、SM79は無事に完成していました。
ポストホビー厚木店で模型コンテストに出すにはwebでの発信制限があったので、更新できなかったわけです。
結果はミリタリー部門で優秀賞を頂きました。
優秀賞の景品は丁寧にラッピングされていました。
昔は普通の模型店でもこのような包装をしてくれたものです。懐かしいですね。
丁寧に包装紙を剥がすと中身は1/144 富嶽でした。
ありがとうございました。
そろそろ完成させたいSM79ですが、迷彩塗装のパターンが不満だったので追加塗装しました。
写真では分かりづらいのですが、茶と緑のパターンを増やしてベースのサンドの面積を狭くしました。
エアブラシの追加塗装は面倒ですが、物足りない完成品をずっと見るよりは健康的です。
その後デカールを貼り、半艶消しクリヤーを吹いて塗装は終了です。
何という部品かわかりませんが、胴体上部の爆弾庫の上にエッチングパーツを取付ました。
この部品の取付にはかなり苦労して、一時はエッチングの一部を切断しなくてはいけないかと考えたほどです。
無事に取り付けてホッとしました。また、プラパーツでは表現できない精密さです。
塗装パターンがうまく再現でくなくて少し不満ですが、これが今の私の実力です。
昇降扉は開状態にするつもりですが、これにより機体内部がよく見えるはずです。
ラダーは角度を付けて動きを出しました。
エルロンも角度を付けて接着しました。
下部ゴンドラ銃座もこの機体の特徴です。銃座断面をもっと削って薄くするべきでした。あとで削ってみましょうか。
主脚も無事に接着できました。完成まであと一息かな。
週末は天気がよくありませんでしたが、これ以上の停滞を嫌って塗装を強行しました。
幸いにもかぶりなどのトラブルはありませんでしたが、今回のみにしようと思います。
プロペラと魚雷は銀に黒を加えた色で塗装しました。カウリングは主翼前半の色と同色にしました。
エンジンカウルの周囲の排気口は銅に黒を混ぜた色で塗装しました。また、排気管は茶色と黒の混色で塗りました。
尾翼にはワイヤーが2箇所張ってあるので、その基部をプラ板とエナメル線でそれらしく自作しました。
ワイヤーは延ばしランナーを使用するつもりです。
胴体上面色は#19 サンディブラウンで塗装しました。
垂直尾翼は事前に十字部分を白で塗装しておき、マスキングしてあります。
機体上面は#19 サンディブラウンで、下面と機首・主翼前半部分は#308 FS36375で塗装しました。
胴体の帯と主翼の国籍マークは事前に白で塗装してマスキングしてあります。
ワイヤー基部を水平尾翼と同じように自作しました。
事前にワイヤーが真直ぐ張るように位置合わせが必要です。
迷彩塗装は緑を#126 コクピット三菱系で、茶を#43 ウッドブラウンで塗装しました。
この塗装は雲型迷彩なのでSM81の塗装よりは楽でしたが、エアブラシを押す指がかなり疲れます。
水平尾翼の塗装が完了した状態です。
マスキングしていた機首・主翼前半部のテープを剥がすと、独特の塗装が現れました。
完成が見えてきたはずのSM79ですが、時間が取れなくて工作が先に進みません。約1ヶ月ぶりに作ることができました。
排気管の形状が実機と違うので、先が細くなるように削りました。
エンジンカウルの周囲にリング状にくっついている排気口を溶きパテで盛り上げました。
これで少しは実機のイメージに近づけると思います。
キットの魚雷と架台部を機体下面に仮組みしましたが、個々のパーツがあっさりし過ぎていることが分かりました。
実機写真の架台部はもう少し精密になっているので、思い切って作りかえることにしました。これで完成がさらに遅れることになりますが...。
魚雷の胴体をワイヤで通す部分のみ残して、ケーブルカバーをプラ棒で自作しました。
2本のケーブルカバーの間隔ももう少し狭いようです。
キットのパーツを取付けるためにあけた穴は塞いであります。
プラ棒とプラ板で組上げました。魚雷のフィン上部を覆うようにカバーがあるので、これも追加してあります。
文章で書くと1行で済みますが、失敗も含めて半日かけた力作です。あー、疲れた。
魚雷もモールドされていた丸太のようなワイヤを削り、フィンを薄くしてスクリューを追加しました。
静岡ホビーショー―の合同展示会用に連休中から作っていたのがこのキット。
残念ながら時間がなく間に合いませんでしたが、ホビーショーの余韻が冷めないうちに完成させたいと思います。
キットの箱にはエドュアルドのエッチングパーツが何故か入っていたので、ありがたく使わせていただきました。
たぶん、キットを作るときにエッチングパーツを探さない様に箱に入れていたんだと思います。
別売りエッチングパーツはあまり使わないのですが、とにかく柔らかすぎて作りづらかったです。また、瞬間接着剤でくっつけるというのも得意ではないので、少し不安です。
機内色は#312を使用しました。SM81のキットに入っていた復元機の写真からこの色が近いと判断しました。
エッチングパーツを接着するためにプラパーツを切断してそのパーツの代わりに接着するわけですが、後付けなので接着位置を慎重に決めないと後でいろんなところにずれが出てきます。
また、エッチングパーツの接着指示が分らない部分があり、何度も仮組みをしました。なかなかこのパーツは手ごわいです。
実機内部はフレーム構造になっているようですが、モールドされている部分以外は追加しませんでした。
ゴンドラ部のパーツはエッチングの精密感が出ます。完成後によく見えるかは疑問ですが。
胴体を接着しますが、この時にエッチングパーツがずれないように位置決めを正しく行わないと歪みます。
開口部分が多いので強度的にも不安定ですが、主翼部分と仮組みして位置決めします。
主翼部はモールドされている爆弾庫を削りエッチングパーツを接着します。
主脚庫は銀色で塗装後に接着しました。
主翼接着前に下部パーツ接着用の穴を開けておきます。
主翼の後縁は薄くなるように削っておきます。
主翼と胴体を接着します。この時に上半角を決めるために接着中はセロテープで角度を決めておきました。
ここまで来ると完成が見えてきます。
塗装後から1週間ほど時間を空けて墨入れとデカール貼りを行いました。
このマーキングは細かなコーションデータが無いので、デカールを貼る時間が短くて済みました。
デカールを貼った後にオイル汚れやパネルの汚れを、ウェザリングマスターで追加しました。
デカールはシルクスクリーン製なので発色が鮮やかです。
しかし、デカール乾燥後にシルバリングが発生し、艶消しクリヤーを前面に塗装しても改善されませんでした。困った。
後は主脚やセンサーなどの小物パーツを接着して、キャノピーのマスキングゾルを剥がせば完成です。
垂直尾翼のこの記念マークを貼りたいために作りました。
3色のカウンターシェイド塗装ですが、明度差がほとんどないモデラー泣かせの機体です。
増槽には飛行隊のイノシシのマークもあります。
今年1機目のF-14が完成しました。まだまだ、この機体は作りますよー。
早く塗装したかったのですが、色々あって1ヶ月ほど製作が進んでいませんでした。今日はこれまでの遅れを取り戻すべく、朝から塗装を始めました。
エンジンノズルと脚収納部をマスキングして、下面を#308で塗装します。
塗装した下胴体部をトレーシングペーパーにパターンを描いて、型紙としてマスキングします。
型紙は両面テープをこより状にして貼ると、型紙のパターンがいい具合にぼけてくれます。
2色目を#307で塗装します。下部の色と明度差がないので同じ色を塗装しているのかと間違うほどです。
胴体上部は#337で塗装します。マスキングはいつものようにしっかりとしておきます。
マスキングテープを剥がすと基本塗装は終わりです。あとはパネルラインに沿ってシェイド塗装とハイライト塗装を行いました。
一気に作業を行ったので途中の写真はありません。
実機はランダムな汚れが機体上面と前後翼にあるので、それらしくエアブラシで塗装しました。
キャノピー両側のウォークウェイはいつものように塗装で仕上げました。
垂直尾翼のフィンチップはデカールよりも塗装の方が綺麗に仕上がります。
ロービジ機で唯一の派手な部分です。
主翼は所々に汚れを表現しました。
塗装が一段落したので主翼と垂直尾翼を仮組みしました。
ここまで朝から塗装を始めて夕方まで一気に進めたので、さすがに疲れました。
完成まであと少しです。
しばらく模型を触れなかったので更新できませんでした。今週は少しですが、制作が進みました。
左右インテークパーツのモールドがだるくなっているので、筋彫りをやり直してサーフェイサーを塗布してペーパーで仕上げました。
これでパーツも綺麗になりました。
左右インテーク部とビーバーテイルを先に接着しました。
胴体上部にもビーバーテイルを接着します。
こうすることにより、ビーバーテイルと胴体の段差をなくすことができるはずです。
が、やっぱり段差はできてしまいました。
しかも、ビーバーテイルの接着がぴったりしなくなり乾燥するまで洗濯バサミで固定しました。
手間が増えただけのような気が...。
F-14BはHUDが追加されているので自作しました。
実機は反射ガラスの角度がもっとありますが、模型では風防との隙間が無いので角度を寝かせ気味にしました。
従来のレンズ穴はパテで埋めておきます。
塗装したシートを接着しますが、シートベルトをマスキングテープの細切りで追加しました。
マスキングゾルでマスクしたキャノピーを接着して、窓枠を黒で塗装しました。
胴体と機種を接着すると段差ができるので、胴体側を削って段差をなくします。仕上げにペーパーがけすればほとんど目立ちません。
機体の塗装準備ができたので、週末は全体塗装ができそうです。
次回のトライアングル展示会でF-14祭りとして10数機並べる予定です。そこで、私もあと3〜4機は作りたいと思い、その中からF-14B VF-11を選びました。
ハセガワのキットはデカールを替えて何度も発売されているため、金型が傷みパリが多くなっています。
VF-11は垂直尾翼を黒く塗らない部隊で有名でしたが、今回はその中でも75周年記念機体を作ります。
ちなみに、垂直尾翼が黒い機体は1機だけ例外がありました。
コクピットはいつものように計器盤をデカールで仕上げます。
コクピットに脚収納庫パーツを接着して、この段階で機首下部パーツを組上げました。
これは、後でこのパーツを接着すると脚収納庫との隙間ができないようにするためです。。
レドームに鉛を溶かしたものを詰めますが、接着には木工ボンドを使用しました。
乾燥すると強度も十分です。
F-14の特徴ある機首を接着しますが、パーツ分割により隙間ができやすいので仮組を慎重に行いました。
特に、バルカン砲スリット周辺のパネルは型式によりパーツが分かれているので、隙間が大きくパテを盛りました。
機体下面に塗装した脚収納庫を接着しました。
エンジンノズルは一色に塗装せず、パネルに分けて色合いを変えました。
内部は汚れの付き方が違うので、実機写真を参考にして一部を黒く塗装しました。
ミステル親子機もいよいよ大詰めの仕上げに入りました。やっとここまで来たかとと言うのが、正直な感想です。
親機のエッチング製シートベルトをシートに合わせて大まかに曲げてから、取付と塗装を行いました。
このエッチング製シートベルトは本当によくできています。
排気汚れは艶消し黒でエアブラシ塗装後に、整備中の引っかき傷を付けました。
徳島遠征のための移動で破損することが予想されるので当初はつけるつもりがなかったアンテナ線ですが、あるのとないのでは大違いなので取付けることにしました。
キャノピー上部に慎重にドリルで穴を開けてから延ばしランナーを通してキャノピー後部に接着しました。
その後、キャノピーを胴体に接着してから延ばしランナーを垂直尾翼上端に接着します。その時に延ばしランナーの端に洗濯ばさみなどを重し代わりに付ければ、アンテナ線が弛まずに張れます。
仮組が悪かったためか、キャノピーを密着されると隙間が空いたので半開き状態にしました。
まずは親機の完成です。こうして見るとなかなかかっこいいですね、この飛行機。というのも、私はあまり好きではなかったので今回初めて作りました。
Ju88にも排気汚れをエアブラシで塗装しました。ただ、このエンジンは排気管がどこにあるのかよく分からなかったので、実機写真の汚れをみて参考にしました。
実機はかなり派手に汚れていますが、模型ではやり過ぎない様にした方がいいと思います。
胴体と翼下面にも汚し塗装を行いましたが、細く流れるように筆塗装するのは難しいですね。
キットのタイヤは丸坊主なので溝をカッターの刃を使って5本ほど削りました。
溝を等間隔に彫るのはなかなか難しいです。
クリヤーパーツの着陸灯は外周をペーパー掛けしてやると、すんなりと主翼に収まってくれます。
ピトー管は真鍮線をテープで巻いて段差を表現しました。
いよいよ大詰めになりました。親子機と子機を連結させる支柱の取付です。
何度も仮組みしてから支柱を取付ました。これが一番の難関で、親子機の機軸を胴軸にすることや翼の位置を合わせることなど苦労しました。
実機写真を見ると、親機と子機を横から見た機軸の角度は同一ではなく、親機のFw190が機首を下げ気味のように見えます。
ドラゴンの模型ではそれを再現したのかもしれませんが、私の工作が悪くFw190とJu88キャノピーから延びるステーの長さが足りなくなってしまいました。そのために、この部分をプラ棒で延長して四苦八苦してしまいました。
親機のアンテナ線に気を付けて取付けると完成です。
最後になって苦労しましたが、完成するとその大きさは迫力があります。
来週のUAMC徳島に一連のミステル機として展示する予定です。
あとは輸送に耐えられる梱包をする必要がありますが、とりあえずは完成したので一安心です。
ドラゴンのキットには垂直尾翼の鉤十字マークが無いので自分で何とかする必要があります。今回はマスキングしてエナメル塗料で筆塗りしました。
エナメル塗料を使用したのは、後で修正が容易にできるからです。
ハセガワキットのJu88デカールを1.5倍に拡大コピーして型紙としました。実際にマスキングしてみると、思ったより簡単でした。
エナメルの白は筆塗りしても下地が透けやすいので、何回も塗りました。
塗料が乾きにくいので、一晩おいてから裏側を同様に筆塗りしました。
デカールが使えないことと色が赤だったので、機番も筆塗りしました。
高さがばらばらにならない様にマスキングテープで位置決めします。
鉛筆で数字を書いてバランスを調整した後に、筆塗りで慎重に色を乗せていきます。
溶剤を少し含んだ筆で数字の輪郭をなぞるようにして自体を調整していきます。
筆塗りしたので塗装面がでこぼこしていますが、エナメル塗料は塗膜が弱いのでペーパーがけしないでこのままにしておきます。
親機の垂直尾翼機番も同様にして筆塗りしました。こちらは数字2桁なので簡単です。
機体全体に半艶消しのクリヤーに極僅かの橙色を入れて塗装しました。
これにより、少しだけ機体の明度が明るくなりました。
親機の水平尾翼上面の国籍マークと注意書きのデカールは、タミヤのFw190 A-8のものを使用しました。
垂直尾翼にある鉤十字はハセガワの別売り鉤十字デカールから持ってきました。
筆塗りするよりデカールを使った方が簡単だということが再認識できました。本当にありがたい存在です。
クリヤー塗装は、親機と同時に行いました。
UAMC徳島の掲示板にて塗装について質問したところ、実機のカラー写真があることを教えて頂きました。その写真を見ると迷彩はかなりの密度で塗装されていました。
UAMC徳島の掲示板はこちらです。http://uamctokushima.bbs.fc2.com/
一方、私のキットの迷彩はどうにも密度がまばらなので、#122(RLM82)と#123(RLM83)の2色で蛇行迷彩を追加しました。
写真で見ると2色の明度差があまりないですね。
キャノピーフレームはRLM75の塗り残しを再現するために、再度エアブラシを吹きました。
デカールの表面にしわが寄っているので使えないとは思いましたが、ダメもとでトライしました。
やはりだめだったので、国籍マークは塗装するしかありません。
ドイツの国籍マークは単純なので難しくはありませんが、6箇所もあると時間もかかります。
白を吹いた後にマスキングして、中心の十字を黒で吹きました。
機体下面の国籍マークは少し大きいようです。
2色とも瓶のままでは使用せずに、白にはガルグレーを黒にはスカイブルーをそれぞれ少しずつ混ぜてくすんだ色にしました。
マスキングを剥がして確認しましたが、大きな吹きこぼれもなく一安心です。
実機写真では左側面の国籍マークに迷彩塗装が被ったような跡があるので、それを再現してみました。
後で汚し塗装を追加すれば、少しは終戦末期の混乱した雰囲気が伝わるかも。
親機の国籍マークを同様にマスキングして塗装します。ついでに排気口は艶消し黒で塗装します。
胴体側面のモットリングは追加してみました。
主翼国籍マークはタミヤのキットからデカールを持ってくる予定です。
胴体側面と主翼下面も使えるデカールがあればよかったのですが、ないので塗装します。
緊張しながらマスキングテープを剥がして、無事に塗装できたことを確認します。よかった。
主翼下面も大丈夫なようです。やっと完成が見えてきました。
子機となるJu88の迷彩塗装を行いました。
キットの色指定はよく分からなかったのでRLM76を下地にして、RLM75とRLM80の2色を使用しましたが...。
インクスポット状迷彩はミスターカラー#37(RLM75)に#3赤を混ぜましたが、量が多すぎたようで紫ぽく強くなりました。
ウェーブ状迷彩は#120(RLM80)をそのまま塗りました。
2色塗った後で飛行機を見ると、ちょっと違和感があります。特にRLM75の色が強すぎるようです。
一日経ってから見ても気に入らなかったので、塗装をやり直しました。
インクスポット状は#36(RLM74)で、ウェーブ状は#17(RLM71)で再度塗装しました。
塗料の粘度に注意して最初に塗装したパターンを上から慎重になぞっていきます。
インクスポットとウェーブ状の両パターンが終わったら、下地の#117(RLM76)を両パターンの外側をこれも慎重になぞっていきます。
この時、迷彩パターンがおかしくなった部分を修正することもできます。例えば塗料を吹き過ぎて大きくなったところは、何度もなぞるように塗れば修正できます。
親機の塗装に移ります。
側面をマスキングして最初に#36(RLM74)を塗ります。
その後、#37(RLM75)に#3赤を少しだけ混ぜた色を使いました。Ju88で混色を失敗したので新たに作りなおしました。
マスキングパターンはタミヤキットに1/48原寸図があるのでコピーして使用しました。
こんな便利なものを使わない手はありません。
主翼上面のマスキングを剥がして、胴体側面のインクスポットをRLM74と75で塗装しました。
ドイツ機のインクスポットは独特なので塗装時には緊張します。丸状のぼてっとしたパターンだけは塗らないように注意しました。
親機と子機の塗装はこれでほぼ終了しました。2日間ハンドピースを握りっぱなしだったので、指が疲れました。
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
年末年始の休みはゆっくり模型を作ろうと思っていましたが、ようやく2日になってから時間が取れました。
エンジンカウルを2個組立てますが、円形になるように綺麗に接着するのは大変です。
接着面を溶きパテで塗って滑らかになるように整形します。
子機のJu88に組立てたエンジンカウルと親機を載せる支柱を仮組みしました。
支柱は取外せるようにするため接着しませんが、中央の支柱が不安定になることが分かりました。さてここはどうしましょうか。
いよいよ塗装です。Ju88全面をRLM76で吹き付け塗装しました。
下面は脚収納部と機首搭乗員入口をマスキングしてから塗装しました。
親機の胴体側面をRLM76で塗装しました。
下面も脚収納部をマスキングしてから吹きつけました。
この他にも増槽やエルロン、尾翼なども忘れずに塗装しておきました。
これだけ大きいパーツを塗装すると時間もかかるし、塗料も一瓶使い切ってしまいました。